クラシック(クラシコ)

クラシックなスーツの特徴とは?

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クラシック(クラシコ)

クラシックとは伝統的、古典的という意味。ファッションでいうクラシックとはまさにこのことで、伝統的、また正統派なスタイル。


クラシックの特徴

スーツでいうクラシックモデルの特徴は?

シルエットは大人のエレガントな雰囲気、紳士的な装いに見えるよう、ウエストラインは絞り過ぎていないのが特徴。 ラペル(ジャケットの襟)は幅は他のテイストと比べると広めです。 ゴージラインと言われる上衿と下衿の継ぎ目のラインは高め(ハイゴージ)で、ウエストを絞っていないがスッキリ見えする高めの位置設定になっているのが代表的なイタリアンクラシコです。

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ゴージラインが高めなクラシコモデル

最近、人気なのがこのイタリアンクラシコと言われるモデルですが

英国調の中でもイギリスとイタリアでは作りが違います。

特にビジネスマンに人気なのがイタリアンクラシコです。


なぜイタリアンクラシコが人気なの?

このイタリアンクラシコは、イギリスのブリティッシュなスタイルに比べ、軽いことが特徴的。

イギリスのブリティッシュな作りは肩幅はシャープでしっかりとした肩パッド、重厚感のあるつくりで地厚なのが特徴的ですが、イタリアンクラシコは簡単に言うと無駄を省いたような作りが特徴です。

肩パッドは薄く、アンコン仕立てという芯地を入れない一枚仕立てであったりするものもあります。

なぜこのような作りが生まれたのか?

イタリア人の特徴として「お洒落」「明るく陽気」「固定観念がない」など自由や個性を主とする国民性もありこのような作りになったとも言われています。

ですがさすがにビジネススーツでアンコン仕立ては日本の量販店ではあまり見かけないですが、日本人に好まれるもう一つの理由として日本のサラリーマンは、真面目なのはもちろんですが、「良く働く」が当てはまるでしょうか!

日本人は諸外国と比べると他人の目を気にしやすいという特徴があります。

アンコン仕立てのスーツはきちっと感が足りないと感じてしまうかもしれないので既製品のスーツは薄い接着芯などを使い軽量化を再現しています。

実際に着ないにしても、アクティブに動くサラリーマンが多い日本では、「軽量なジャケット」、気軽に羽織れることからイタリアンクラシコ仕立てのスーツを日本人も好んで着るようになったのではないでしょうか。

また気候もイタリアは温暖な気候の国としても有名ですが、イギリスのように重厚な作りのジャケットを着れる気候ではないので、涼しくてお洒落で軽く羽織れるということで裏地を配さない作りなのも、イタリアンクラシコ仕立ての特徴でもあります。

日本は世界的に見ても雨の多い国で、日本人の骨格とイタリア人の骨格は似ており「華奢」であることから体にフィットするという理由も最近のイタリアンクラシコ人気に拍車かけ人気になった理由ではないでしょうか。

 CHOICEのまとめ

  • イギリスとイタリアでは、仕立て方が違う
  • 気候が比較的寒い国(イギリス)は、重厚な仕立て
  • 気候が温暖な国(イタリア)は、軽く羽織れる一枚仕立て(アンコン)など無駄を省いた仕立て
  • ブリティッシュなスタイル(イギリス)は肩幅はややタイトでウエストラインが強調されたスタイル
  • イタリアンクラシコは肩パッドは薄くウエストラインはさほど強調しないが、ゴージラインが高めでスッキリ見えするようなディティールにこだわった作り(仕立て)


皆様のご参考になれば幸いです🍀

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