皆さんこんにちは
既製品のスーツをカッコよく着こなすリフォームテクニック
昨今、非常にタイトに着る方が日本でも増え
スーツのサイズ感も「体に合った着こなし」をする方が多くなりましたよね!!
でも、、、
新しく買い直すより、せっかく購入した今あるスーツを自分の体型に合わせて、格好良く着れないものだろうか?
これからご紹介する内容は、「スーツのリフォーム」についてですが、リフォーム(お直し)は許容範囲がありがご存じでしたか?
たとえばスラックスのウエストですが、緩いから詰めたり、きつくなってきたから広げる「ウエスト出し」これもきちんと許容範囲があります。
では実際どれくらいできるのか?など知っておくことで、購入の際のサイズ選びなどの参考にもなると思いますので覚えておくと良いです。
1.まだまだ納得のいく着こなしになっていない方
2.これからもう少しスタイリッシュな着こなしをしようと思っている方
3.やりたいけどなんか店員さんに聞きづらい方
こんな方におすすめのリフォーム術になりますので、ゆったり着たい方やダブダブな着こなしが好みの方は行わない方がよいのでスーツの着こなしを一段スタイリッシュにカッコ良くしたい方は必見です!
【 まだまだ納得のいく着こなしになっていない方 スタイリッシュに着こなせていない主な原因?】
大きくこの3つになります。
改善する3つのポイント
①上着の丈(着丈)が長すぎる
そもそもどんなバランスが良いかなんて聞いたことない!
世のサラリーマンのほとんどが知らないのではないでしょうか?
では実際どれくらいがよいのか?
ズバリ!バランスは1対1が理想です。
ジャケットを着た際に、上着の丈はお尻の真ん中辺りもしくは真ん中より1~2cm下の辺りにくると
見た目のバランス的に良いです。
全体的に見た時、ジャケットの着丈とスラックスの長さが1:1がベスト!
ですのでフィッティングの際は横から見てジャケットの長さを確認するのはマストです。
着丈をリフォームで短く出来ますが、ここが落とし穴!
短く出来るのはせいぜい2㎝がいいところ。
大体指一本分くらいしか短くなりません!
ですので上着の長さは極力調整しないでよいサイズを始めから選ぶのがポイントです。
安易に『直せばいいからこれでいいや!』『直せば良いですよ』なんて店員さんに言われてなんでも鵜呑みにして・・・
リフォーム上がりのスーツを実際着てみると、全体的に長さはいいけど・・・
なんか気になるなぁ🤔…何てことありませんか?
その原因は、ポケットやボタンの位置が変わらないこと。ここにあります!
上着の丈は実際短くはなってますが、ポケットやボタンの位置までは修正(リフォーム)出来ません。
そうなることでベストバランスの位置から外れてしまいます。
何故ポケット位置やボタンの位置が変わらないと違和感が出てしまうの?
ポケットの位置は、着ている人の「腰の位置」になります。ジャケットを着た際に、胴長に見えてしまったり着丈は短くしたけど何か違和感がある・・・
理想通りに近づいたけどいまいちだな・・・
と思うのはポケット位置が下がりすぎていることが原因のひとつです。
ですのでスーツを選ぶ際は、着丈は極力長すぎないサイズを始めから選ぶことがスッキリ着たりバランス良く着る重要なポイントになってきますので、ぜひ覚えておいてください。
②ジャケットの袖丈が長すぎてもたついている
ジャケットの袖って気にしたことありますか?あまり気にしたことがない方は結構多いと思います。
むしろ「知らない」の方が多いかも知れません
どうすればいいの?
袖の長さは親指の先から11センチが良いです。シャツが少し見えてるくらいが好ましいです。
ジャケットの袖が手の平に掛かり過ぎてしまっていると、着こなしているというよりは「借り物」「着られている感」が強くなってしまいます。
よくあるのが、「柄がいいからこれでもいいや」と妥協してしまったり、手を前習えのように上にあげてしまった状態にして、手を挙げたときに手首より上に袖が上がるから丁度いいと勘違いしてサイズの見方を間違えてしまっているケースです。
袖の長さを見る場合、店員さんにお願いをすると思いますが、その際は必ず手は下に下げたままにし、リラックスした状態で親指の先から11cmの長さを図ってもらい、どれくらいになるか目視し確認しましょう。
スーツを購入する際、またジャケットを購入する際は必ずこの状態にして店員さんに見てもらうことが重要になってきます。
店員さんとの会話があまり好きではない方は自分で見る際は、このことに注意して自分で必ず確認しましょう!
リフォーム調整の範囲
10センチ以上になるとアームの肘の部分(ちょうど中間ぐらい膨らみ始める部分)が袖口の方に下がってきます。下がり過ぎてしまっている状態になるので、直しても肘の部分にあたる(前振り)膨らんでいる部分が下に来すぎてしまうのでアームのシルエットが綺麗ではありません。
ですのでスーツであれば号数、ジャケット単品であればサイズをワンサイズ小さいものにする!
どうしても欲しい柄で譲れない場合は、肩口からの袖詰めリフォームをお勧めします。肘のあたりの膨らみも肩の方に移動しますので、ちょうどよい位置にきますので、見た目のシルエットが綺麗に見えます。
肩口からの袖丈リフォームに関しての注意点
それは肩口が狭くなり脇の下に食い込む感じになるということです。ジャケットの袖も立体的に作られているので袖の太さがすべて同じではないからです。ですので肩口が直す前から(リフォームする前)狭いものだともっと狭くなるので窮屈になる恐れがあります。ですので、そうならない為にも初めからきつすぎない、程よいサイズを選ぶことをお勧めします。
ただ、最近の既製品のスーツのサイズスペックは、どのショップも日本人の骨格や体型に合うようにサイズスペックを調整して、日本人向けの平均で出しているサイズなのでよっぽどの事がなければ、10センチも調整することはないと思います!
ここまではジャケットに関しての見栄えについてでした。ビジネスにおいて人と会った時、視界に一番目に入ってくる上半身の部分ですので、「だらしない」「窮屈そう」こういった印象はなるべく避けたいものですよね♪
特に「だらしない」に関しては注意が必要だと私個人は思いますので、ダブダブにならないようお金に余裕のある方はリフォームすることをお勧めします。
③スラックスの口幅(裾幅)
スラックスの太さはブランドによって様々です。
裾幅の太さはウエストサイズが大きくなれば大きくなるほど太くなり、元々のシルエットも関連してきます。
私の身長は170cmでモデルのようにスラっと体系というわけではありません。
でもすっきり見せるには裾口を絞る、口幅詰めというリフォームをしています。
ふくらはぎの太さも人それぞれですので、一概にこれが良いという太さはないですが、わたくしの身長(170)くらいであれば半寸で16センチから17センチくらいだとかなりスッキリな見た目になります。身長が175センチ以上の方であれば18センチぐらいがスッキリ見えます。
裾幅を細くしてスタイリッシュに着るためにショップに行く前にやっておくこと
これはあくまでも目安になりますが、ふくらはぎが発達している方はあらかじめふくらはぎの下の辺りをぐるり一周させて何センチあるか確認しておくこともポイントです。
なぜかというと、口幅詰めのリフォームの際、裾からだいたい15センチから20センチ上の辺りから自然なシルエットになるように詰めていくからです。
またモデルさんのように足が長くて、スッキリ体系の維持に努めるのって正直サラリーマンの方は難しいかと思います。
主な例として
- 通勤で疲れ(私も通勤片道2時間弱)
- 仕事で部下や新人育成に気を使い疲弊し
- 睡眠時間平均4時間で睡眠不足
- たまの休みは、家族サービス(嫁ファースト笑)
- お酒がやめられない
こんな方が日本のサラリーマンの方には多いのではないかと思います。(私はこんな感じの生活です笑)
この方法をご紹介させていただいた理由
- 体系維持にプライベートの時間をなかなか作れない方。
- わかっちゃいるけどお腹が凹まずスーツがなかなかカッコよく着れず悩んでいる方。
- 店員さんていつもカッコよく着ているけど、どういうサイズ感で着ているかなかなか聞けない方。
- 少し専門的なブリティッシュな感じだとか、イタリアンクラシコだとかモダンクラシックだとかそういう小難しいことは抜きにして単純にスッキリ格好良く着こなしたい。
そんな方が少しでも大事なスーツを購入する際の効率を良くし、少しでもプライベートの時間を確保できればと思いこの方法を記事にさせていただきました。
補足
口幅詰め(裾幅)を細くする際の注意点
裾幅を細くしすぎてしまうと履く際に足が通らない、しゃがんだりした時に裾が上にあがらずふくらはぎの辺りが糸抜け、最悪の場合は生地が裂けてしまいますので、注意が必要です。
何事もそうですがほどほどが良いです。
ですので、上記にも申し上げましたが、時間があればふくらはぎの下の部分のサイズをメジャーでぐるり一周させて何センチかサイズを確認してから口幅(裾幅)詰めをやると失敗しませんので確認はしておきましょう。
よっぽどハードな足トレをしない限りは極端にすぐには太くなりませんし、一度測っておけば次回からも安心してリフォームできます。
またスラックスにはセンタークリース(真ん中の山なりになっている折り目)が真ん中ではなくやや横にづれることもありますので気にならない方は上記の方法を行うことでもたつきが解消されスッキリなシルエットに生まれ変わります!リフォームの職人さんもその辺はプロですのでうまくやってくれますので、多少気になる方は「センターがあまりずれないようにお願いします」の一言を付け加えてお願いすることをお勧めします。
まとめ
- ジャケットの着丈はおしりの真ん中辺り、もしくは真ん中から2センチ下あたりにする。
- ジャケットの袖は親指から11cmが基本で、そこから自分好みに調整する。
- ジャケットの袖の長さは、肘の辺りの膨らんだあたりが下に来すぎていないかチェック。下にきているなら肩から詰める。
- スラックスの口幅(裾幅)を細くしてウエストから裾口にかけてテーパードラインにする。
- 裾口は細くし過ぎず、あらかじめふくらはぎの下の部分を一周させて何センチあるか確認しておく。
今回は大きく3カ所のリフォームをしてスッキリ見えする着こなしリフォーム術のご紹介でした。
ただピタピタし過ぎやパツパツし過ぎは、好印象ではない場合もありますので、やり過ぎないように注意してください。
ご参考になりましたら幸いです。
では次回もカッコよく着こなすシリーズをお届けできればと思います。
最後までご購読くださりありがとうございます。
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